鄙美の魅力
- 2012年09月10日 |
- ├なりたい自分になるコツ |

お立ち寄りくださりありがとうございます
わたくし、和菓子のたねやさんが大好きです。
むかしむかし、たねやとクラブハリエの美味しい関係 というお題で書いたことがありますが、
ここで書き損ねた、たねやさんのトマトゼリーは、まるごとトマトがごろっと入っていて、
トマトがフルーツのような感じで、
とっても美味しいのです
今年は食べてないではないか!ということにハタと気づいて、慌ててホームページを見たら、
ざーんねーん
もう終わっていたよぅ
…って、そんなことが書きたかったのではなく。
そんなわけで、たねやさんとクラブハリエの美味しい関係については、
以前から存じ上げておったわけですが、
つい最近、たねやさんたちについてさらに知ったことがあります。
伝統とは、続けること
だそうです。
守るばかりで続かなければ、伝統とは言わないと。
だからこそ、続けるためのさまざまな努力をされておられるのですね。
そして、
真似されてこそ本物
なした財を世間へ恩返し
そんな考え方から、お教室を開いて、他の和菓子やさんの跡取りさんたちにも技術をお伝えしているようで。
真似されるほど光り輝く
そんなこともおっしゃっていました。
テクニックとかって、門外不出みたいにしたくなる気もするのですよね。
お金積まれても教えない、とか。
たくさんお金を出すなら教えてもいい、とか。
最初はお金はいらなかったけど、結局だんだんお金をとる仕組みになっている、とか。
そんなことが世の中たくさんあるなかで。
真似されてなんぼ
そう言えるのは、自分たちの技術や商品・サービスに対する自信と誇りがあるからだろうなと思いました。
さらに。
滋賀にこだわる。
餡からなにから、すべて近江の国で。
全国各店舗に置かれた寄せ植えまで、自社近江の国で育てた野の花を近江から運んでいるのだそうで
百貨店に行ったときに、鉢をみよう、って思ったよ、私
社長さんは
鄙美
とおっしゃっていました。
雅ではなく鄙美。
自分のおかれた場所で、自分たちの魅力を最大限に発揮する。
置かれた場所で咲くことに限界を感じている私には、お耳の痛いお話でございますが、そんな鄙美の魅力がたねやさんにはいっぱいでした。
自分らしく生きるヒントがたくさんありましたねー
最後に
たねやの心について。
お客様への誠実さと感謝の心で商売に励んだ近江商人の心を今の言葉に置き換えて、
商いのよりどころにしているそうです。
朝礼で唱和される言葉だとか。
検索ワードで、「たねや 朝礼」というワードでmikantaにたどりついた方がおられたようなので、
マイディクテーションの結果を↓こちらにご紹介しておきます。
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誰にも何にも素直な心で
人様の無事と幸せを祈り
正直に敬い装う心を大切に
感謝を捧げ
どんな小さなことにも親切に
生き生きと前に向かって歩きましょう
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