東大じゃなくてもいいんだけれど。
- 2012年12月07日 |
- └ 受験と自立脳 |

お立ち寄りくださりありがとうございます
少し前に、幸せってなんだろうっていうことについて書きました。
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幸せになりたい、とか。
子どもに幸せになってもらいたい、とか。
そんな風にまるっとくくるけど、
そこに入ってる価値観は様々で。
じゃあどういう要素がどんな風にあれば、
その人にとって幸せを感じられる状態か。
それって、親子でも違うんだよね…
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詳細はこちらです→幸せってなんだろう
なぜこんなことを書いたのか。
それは、親の考える子どもの幸せと、子ども自身が考える幸せって、
一致しないこともあるから。
いつも書いていますが、
親というのはありがたいことに、たいていの場合子どもの可能性を信じ、
子どもの幸せを願い、よりよい未来を残したいと頑張ってくれるものです。
別に東大じゃなくていいんだけれど、
世間的にいいと言われている大学に行ったら、いい会社に行けるんじゃないかしら。
そういう大学に行くには、こういう中高一貫校に入ったらいいかもしれないわね。
…とかなんとか、そういう思考回路があるのかどうなのかはわかりませんが
自分たちが過ごしてきたよりもよさそう(に思われる)ルートを用意したい。
もしくは自分たちが過ごしてきた環境がとってもよかったから、同じようなルートを用意したい。
そうお考えになるご両親の気持ちは、とってもよくわかります。
さらに、たとえば世間的によいとされている学校に行けば、
周囲のお友達環境もよいかもしれないとか。
そういうことまでお考えになるかもしれません。
そんな風にいろんなことを考えている両親のことがわかるから、子どもも頑張る。
喜んでほしいから。
喜んでくれると自分が嬉しいから。
何も考えていないように見えても、子どもは感覚でいろいろ理解しています。
でも、よりよい未来って?
幸せな状態って?
そう考えていくと、最初に書いたように、そこに含まれる価値観はさまざまです。
仮にその価値観が一致しない親子だった場合、
お互いがお互いを思ってやっていることが、かえって苦しい状態をもたらす、
なんていう事態が起こりうる。
子どもにとって素晴らしいと親自身が考える(←ここ重要)未来を実現するために、
子どもが頑張るのって、
子どもの幸せな人生ということから、ずれてきてしまうのではと思うのです。
わたくし、
親子が一緒にいるところをしばらく見ていると、その子が受験に強いかどうか、だいたいわかります。
(このお話は、むかしむかし、受験と親子関係という記事で書きました。)
どんな子もやり方次第で絶対に成績は上がります。
でも、そこじゃないところに受験の勝負強さがあらわれる。
テクニックで成績は上げられても、
人生の舵取りをするチカラはテクニックでは教えられない。
だからこそ、
親子が横を向き合って、互いが互いの希望に寄り添う関係
(視線がこんな感じ:親⇔子)ではなく。
ほんの少し先で自分の人生を自分で舵取りしている親の姿が、
子どもにとってのマイルストーンになる。
(視線はこんな感じ: 子→ 親→)
こういう状態でいられたら、それぞれが互いに幸せに人生を送れるのではと思うのです。
年を重ねるにつれ、後悔することは増えるかもしれないけれど。
選ぶ気さえあれば、人生はいつからでも選びなおせます。
だから、どこかに置き去りにしたものがあるのなら、
誰かに託すのではなく、自分で取りに行きましょう
そっちの方が、ずっとずっと自分らしく生きていると感じられるはず
自分を動かせるのは自分だけ。
自分の人生、後悔しないものにするかどうか、決められるのも自分だけ。
おきざりにしたものを自分で取りにいくヒントはこちらでお話します→お話会を開催します。
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