受験は誰のもの?
- 2012年10月01日 |
- └ 受験と自立脳 |

お立ち寄りくださりありがとうございます
さて、本日は、ちまたでよく聞く、
中学受験までは親のもの
という見解について。
完全なる私見ですが、
自立脳ノススメという観点から、
常々思っていることを書いてみたいと思います。
結論から言うと。
なんだそれ。
・・・笑
たとえば中学受験の場合。
早い子だと、小学校3年生くらいから塾に行き始めたりするわけですが。
だいたい小学校3・4年生くらいにもなれば、かなりのオトナです。
私が、日本人で居ることが恥ずかしく、いたたまれず、
誰よりも韓国人らしい韓国語を話したいと願ってソウルで生活をしていたのは、
9歳の頃、まさに小学校4年生でした。
小学校3.4年生でも、聞いてもらえれば、ちゃんと自分で考えて決められます。
それを親が聞かずに勝手に決めているのでは?
決めさせるのは不安。。。
そんな声に対しては。
その中身をよくよく自分の中で掘り下げていくと、
親の希望を子どもが汲み取らないかも、ということに対する不安では?
子どもは選択に迷ったら親に聞くだろうし、
そのときに、子どもの迷いにちゃんと応えられる準備をする方が、
決めてあげることよりもよっぽど大事では?
中学受験までは親のもの、そんな見解を聞くたびに、こんなことを思います。
志望校についても。
親がこんな学校に行かせたいとか。
そんな希望があったとしても。
子どもにその希望がなかったとしたら、入ってからの6年間は苦痛でしかないでしょう。
確かに、どんな学校に行かせたいとか、そういう希望は理解できます。
正直、私も、母校の中高に子どもを通わせたいという願望はあります。
そこでの経験が、今の私にとって、とてつもない財産になっているという思いがあるから。
でも仮に、洗脳がうまくいって(笑)、親の希望が子どもの希望になったとしても、
そこには、「親の希望をかなえたい」とか「お父さんお母さんの喜ぶ顔が見たい」とか、
そういう子どもの気持ちが含まれていることがある、ということを
心のどこかに置いておいていただきたいと思います。
受験は誰のもの?
子どものものです。
親にしてもらってありがたいのは、
塾を決めてくれることでも、志望校を決めてくれることでもありません。
当然、洗脳してくれることなどでもありません。
健康でいるために心を砕いてくれること。
塾代や学費を含め、行きたい学校に行くためにかかるお金を用意してくれること。
道に迷ったときに、一緒に考えてくれること。
そして、
どう考えてもこれは違うぞ、という方向に子どもが行きそうになったときなどに、
「あれはいい判断だった」とのちのち子どもに思ってもらえるような選択を、最後の最後にすること。
そんなことです。
自身の経験から、ありがたかったと思うことを挙げてみました。
我が両親の最終的ないい判断(笑)、詳細は、自立脳ノススメをご覧ください。