継続と勝負強さ。
- 2012年10月10日 |
- ├働き方のヒント |

お立ち寄りくださりありがとうございます
秋の信州、りんごをもぎまくったあと、ワイナリーのぶどうに癒され、
わさびの緑に癒されたmikantaでございます。
ワイン用ぶどう
と…
わさび
さて、
前回 にひきつづき、もうひとつ、秋の信州で受け取ったものがあります。
『木を植えた男』という絵本をご存知でしょうか。
絵本というには、とても哲学的で、深いお話です。
昨年、東京都現代美術館で、このイラストを描かれたフレデリック・バック氏の展覧会「フレデリック・バック展」があり、
こちらで何度かこんな感じ でご紹介しているオークヴィレッジが協力されていたこともあり、
この本のことは知っていましたが、本自体を読んだことはなかったのです。
そうしたら、オトナのための絵本の美術館、安曇野絵本館 で、発見しました
リサちゃんの原画を楽しんだ後、読んでみましたよ。
この本は、南仏の何もない荒地に一人で木を植え続け、森を作り出したエルゼアール・ブフィエ氏のことを、若者である「わたし」が語る物語です。
誰もが自然に森ができたと考え、その後ろにある、地道で途方もない努力には気づかない。
それでも、何かを主張することもなく、
失敗を繰り返しながらも、1本また1本、淡々と木を植え続け、
それが森となり、何もなかった荒野が街になり。
その一節にこんなフレーズがありました。
「1920年以来、わたしは1年とおかずエルゼアール・ブフィエ氏を訪ねた。
かれは、あいかわらず迷いも疑いも持たぬと見えたが…
ああ、神の苦しみは神のみぞ知る。
ときに、むなしさを感じたこともあったことを、わたしは知らなかった。
どんな大成功のかげにも、逆境にうちかつ苦労があり、
どんなに激しい情熱をかたむけようと、
勝利を確実にするためには
ときに、絶望とたたかわなくてはならぬことを。」
ほんとだね・・・
私が自分では特別なんともないと思っていることで、ほめていただくことがあるのですが、
それは、できるまでやめなかった。
ただそれだけのことです。
できるまで、諦められなかった。
そのほうが正確かも
そして、今思うに、手に入っていないものは、
できる前に、自分の中で、限界をつくってしまったものです。
その限界を超えたところに、結果があるということがわかっているにも関わらず。
(そうまでして欲しかったか、という点をごまかさずに吟味する必要があるように思いますが・・・)
欲しい未来を手に入れるには、諦めの悪さも実は重要な気がしています。
むなしさや絶望を感じつつも、続ける力。
目指すところが遠ければ遠いほど、その力は、より淡々と、地道なものになるのでしょう。
・・・人生8.5 に戻ってきた感じがしますね
とはいえ、続けることには自信のあるわたくしですが、
(なんせ、努力と根性で乗り切れるものだと、つい最近まで固く信じていたわけで)、
残念ながら、それだけではだめです
勝負強さとか、勝負どころを見極める目というのは必須な気がします。
受験とおんなじだ(笑)
そして、その勘所がよくわからない場合・・・
人生の波乗り上手のそばにくっついてみるに限りますね
マインドを学ぶ。
私は、それで、ずいぶん勘と嗅覚が発達したと思っています。
最後に、おまけ。
ヒロコ嬢のもぎ姿。
めっちゃもいでる(笑)・・・似合いすぎでした、かご斜め掛け
秋の信州ベストショットでした