言語にも系統があるようで。
- 2012年08月08日 |
- ■語学 韓国語/英語/ときどき中国語 |

お立ち寄りくださりありがとうございます
今日は、また語学のお話に戻ってみます。
英語字幕で韓国ドラマを見ていて思ったことのお話です。
私は、耳の訓練に韓国ドラマを見る、ということをしますが、
韓国ドラマにご興味がない方でも、英語字幕でまったく日本語のないドラマをみたら、
いろいろな訓練ができてよいんじゃなかろうか、という観点で、
先日、英語字幕で韓国ドラマを見る方法 をお伝えしました。
(その他関連記事はこちら です)
そして、そのサイト内をうろうろしていたら、なんとも面白いドラマをみつけてしまいました
原題は??? ??? (オkタッパng ワンセジャ)
邦題は屋根部屋の皇太子・・・ちょっと???と皇太子はニュアンスが違う気がするんだけど。。。
屋根部屋というのは、屋根裏部屋ではなくて、ビルの屋上みたいなところに、
家をぽこんとつくってしまったイメージです。
サマリーを見ると、
朝鮮王朝の王位継承者(王世子)が、妻を失い300年の時を越えて臣下たちと共に21世紀のソウルに着く。
前世で叶わなかった愛を描くファンタジーロマンス・ドラマ
と書いてありますが。
かなりのコメディーです、これ
夜、昌徳宮の前で「門を開けろー!開けろというのが聞こえぬか!」と騒いで警察に捕まったり(そうだよ、そこは世界遺産・・・)、
自動車なるものに乗せられて、ものすごく不安そうな顔をしてみたり、
お札に描かれた世宗大王に驚いて、「殿下~~~」と膝まづいてみたり(笑)
(世宗大王についてはこちらで書きました。→レッスンの様子 )
現代のいろいろにびっくりする様子がとてもcuteで面白かったです。
そして、時代劇と現代のシーンが出たり入ったり・・・じゃなくて、なんていうんだろう。
韓国語で時代劇のことを、??=史劇(サグッk ・・・「グッk」は「ぐったり」の「ぐっ」と同じです)といいますが、わたしは、女性の衣装の見事さが見ていて楽しいので、??を割とよく見ます。
そんな時代劇シーンがところどころに。
回想シーンでは、花咲き誇り蝶が飛ぶという、なんとも素敵なつくりになっています。
わたくし、パク・ユチョン氏は、歌を歌っている時代を知らないので、
役者さんとしての作品しか今まで見たことがないのですが、
この方、すごいですね。
もちろん見えないところで役者としての努力はたくさんしておられるのだと思いますが、
おそらく、ものすごく勘がよい方なのではないかと思います。
王世子の時
王世子が、生まれ変わった現代の青年のフリをしている時
生まれ変わりの青年の時
それぞれのキャラがたってみえるものね
このドラマの面白さというのは、
世子さまってば、現代っ子の格好をしているのに、「言うてみよ」とか「そちはなにゆえそのようなことをするのじゃ!」みたいな昔言葉で通してるよ。。。というところにあると思うのですが、
英語字幕だと全然それが感じられないの~ざんねーん
だって、現代っ子の格好した朝鮮時代の男子が「泣くでない」とか言ってるのに、
英語字幕だと、あっさり「Don’t cry.」ってさ。。。
もうちょっと何かないのかなぁ。
で、思ったこと。
言葉のニュアンスがこんなに違うっていうことは、
東アジアの言語と英語とは、やっぱりそもそも系統が違うんだね。。。
というか、中国語、韓国語、日本語というのは、こんなに似ているんだね、というのを
改めて実感しました。
というわけで、どうせなら一緒にやってみたらどうだろう?
そんなこんなで、一緒にまるっとやってみちゃいました。英中韓ディクテーション
でも時間切れ
このお話はまた今度いたします