心がまえ。
- 2012年10月19日 |
- ■試験 |

お立ち寄りくださりありがとうございます
数日前に人のチカラ
について書いた後に、思うところがあったので、それについて書こうと思っていたのですが、
別のことを思い出してしまったので、本日はそのことを。
わたくし、
性懲りもなく来週末、某試験を受けることになっておりまして、
ようやっとエンジンをかけたわけなんですが、
試験に受かるコツは当然あるけれど、
そんなことより心がまえだよなぁと思ったので、そんなお話です。
たまに、「そこも試験に出ますか?」とか、先生に聞く人がいます。
わたくし、小学校1年生くらいの時分から、そういう質問に出くわすたびに、
(なんて愚かなこと聞くんだろう…)
って思ってました(笑)
何が愚かって、
「出る」なんて言うわけないのに、あえてそれを聞く勘の悪さと、
どこをどう出してくるかを考えて、それに対する対策をするという感覚を磨くチャンスなのに、それを無駄にしているということ。
誰でも初めから自動的にいい点数がとれるというわけではありません(まれにいますけどそういう人のことは横において、普通の人の場合のお話です)。
少なくとも学校の成績に関しては、
点がでるかどうかは、出され方と答え方のパターンを、どれくらい自分で展開する訓練をしていたかによります。
私が常々、学校の成績は必ず上がると書いているのはそういうことです。
そして、
生徒が自分のもとを離れても、試験の点の取り方、成績の上げ方を将来的に自分でプランニングできるように、
自分に与えられた時間の中でその子に身につけさせるのが、勉強を教える人の義務
だと思ってます。
どうせ教えるなら、そこまでやらんと。
だから、必死でした私
あんまり勉強が得意でない子の成績をあげ、
その子にその科目が楽しいと思って自主的に演習したくなるようになってもらい、
なおかつ、その子が将来困らないような勉強のコツまで修得してもらう…までに、数か月しかない、とか(笑)
お母さん!結果はだすけど!
でも、あと3か月早くきてくれたら嬉しかった!とか。
割とよくあるお話でした
話を戻します。
そんなわけで、
自分でぐるりとその分野を展開するテクニックを身につければ、
たいていの場合、結果はついてくるものなのですが、
そうはいってもどうしても苦手なものや、いくらやっても伸びか悪いものは、あります。
にんげんだもの
では、苦手なもののときはどうするか。
それは、もう、落ちない工夫をするしかないです
学校の成績でいうなら、いいとこ中の上あたりをねらう。
苦手なので、得意科目の2倍の時間をかけても、
得意科目の方が成績がよかったりするのがちょっとしょんぼりですが、
ある水準を狙って、狙った通りの結果を出す、ということが大事なのです。
数字の苦手な私は、簿記3級を受けたとき、独学かつ3週間しかなかったこともあり、
合格点70点。
どこを確実にとって、残り30点をどこにどうふりわけたらなんとか落ちないか。
それを意識して対策し、ぴったり70点で通りました。
いや、現場では、とれるはずのつもりでいたところがまっっったくわからず、時間かけたらできるんだけどなーと思っていたところに時間をかけてようやく、だったのですが…
ふぃー危なかった…
注:よいこの皆さんは真似しないでください
そんなわけで、
資格試験の場合は、効率よく点をとることが必要、という考え方は理解できます。
そういう考え方はあんまり好きではないけれど。
でもさ、
いくら資格試験であっても、
趣味で取って終わり、ではなく、
この先、誰かのためにその知識を使おうとするのなら。
やっぱり
「ここは出ますか」は、言ってはならん言葉なんじゃないかと思うのです。
…わたくし、大人になってもそういうこと聞く人がいるんだ!ということに、正直心の底からびっくりしましたよ
(ていうか、ここで聞いたこと全部が範囲だよ…)←mikantaの心の声(微毒入り笑)
自分の持つある分野の知識が、誰かに影響を与える可能性がある。
だとしたら、点をとることに一生懸命になるのは、とても危険な気がします。
一生懸命考えるべきは、出るか出ないかじゃなく、その先の未来を見据えた心がまえ。
範囲については、出ようが出まいが、すべて使いこなせて当たり前。
そんなことを思いながら、朝からうとうとしつつ(汗)いろいろ読んでみているmikantaでありました。
ようやっと金曜日。
みなさまよい週末をお過ごしください