ノートのお話。
- 2012年12月12日 |
- ■ノート術 |

お立ち寄りくださりありがとうございます
このところ、わたしのところにたどり着いてくださるキーワードでやたら多いのが、こちら。
ノート
なんでもノート
語学ノート
などなど
そんなわけで、久々にノートの話を。
私はあちこちでノートをほめていただくのですが、
そんなに特別なことをやっているわけではありません。
特にものすごく素敵なノートというわけでもないと思います。
なんせ、東大時代の友人たちのノートは、わたしよりずいぶん素敵なノートだったし
ただ。
ノートを取るときは、
再現率とか、使い倒せる度とかは割と重視します。
なぜなら。
せっかく時間を使ってノートをとったのに、
あとから見返して、なんのこっちゃだったり、
なんの使い道もなかったら、
時間もお金ももったいないから
で。
再現することを重視する場合と
使い回すことを重視する場合とでは、
ノートの取り方もかわってきます。
まずは再現する場合。
主に、授業やセミナーや講演会など、
スピーカーがいる場合のお話です。
このときに必要なのは、
以前も書きましたが、
書く速度。
聞いてることに手が追いつかなかったら、
再現率もなにもないわけです。
そのための訓練にいいかなと思っているのが、ディクテーションです。
以前ご紹介したのは、短くてためになるTV番組をディクテする方法。
(詳細は、ノート術というテーマの、「テレビとノートと人生のヒント」という記事をご覧ください)
とはいえ、
日本語ディクテの場合、一言一句聞いたことをもらさず書くわけではなく。
適度にまとめたり、矢印などを多用して、スピーカーの思考の流れ
をたどれるようにしておく。
そんな練習をしておくと、
話の本質をつかむのもうまくなります。
ノートするかどうかの取捨選択の判断もできるので、
判断力もついでに磨けますね
そうそう、それで思い出したのですが、
以前、厚労省の女性がスピーカーだったときに、
おっそろしく賢い方だなと思ったのです。
今どこの話をしていて、どこに向かっているかが、ずれない。
ということは、
記述しながら、こっちも全体像が把握できる。
最終的に手元に残った私のノートは、すごいことになっていましたよ
賢い人は、そもそも話すときに思考の流れが明快なので、
思考の流れを視覚化した私のノートも、要点を落とすことなく、明快なものに仕上がった、というわけです。
思考の流れの視覚化
重要です。
自分の思考の流れじゃなくて、ノートを取る対象者・スピーカーの思考の流れですよ、念のため(笑)
たまに私は、こっそり自分の感想まで書いていたりしますが
「これはあんまり重要じゃないかも」とか、書いているのを後で見ると、
ちょっとぷぷっとなったりします。
でも、そんなスピーカーばかりでもないので
そういうときこそ、
この人の思考はどこに向かっているんだろう?と考え、
つまりこういうことだね?と本質を把握し、
そこを記録する。
私のノートは、必ずしもスピーカーの使った言葉どおりではなかったりしますが、
要はこういうこと、ということがわかる記録の仕方なので再現性が高いのだと思います。
あ、でも、その人が重要視しているワードなどは、そっくりそのまま記録します。
そこを変えてしまうと、後で見たときに、思考までずれる可能性があるので。
そのワードの趣旨とか定義っぽいものは、別に書いておくようにしています。
それで。
たとえば、セミナーや授業を聞いて、レポートを書く場合は、
こっちのノートが役立ちます。
でも、試験があるなら。
もうひとつの使いたおすノートとの合わせワザにした方が、点がでます。
…といっても、これもさらに例外があって。
演習をメインにすべきものは、ノートつくってる暇があったら、演習した方がいいので…
そこの判断は間違わないようにしなければなりませぬ。
長くなりましたので、
また今度にいたします
完全に裏メニューのノートのお話でした
語学系ノートについては、作り方だけ一度こちらに書いています。
活用しないと意味ないですが、
まずはご参考までに
こちらです
語学系マイノート大公開